土地や住宅を探している際に
『セットバック要』『セットバック不要』などと書いてあるのを見かけたことはありませんか？
セットバックについて知らない方も多いと思うので、ご説明していきたいと思います(^^)/

簡単に説明すると
”自分の土地と接する道路の幅が４ｍ(地域によっては６ｍ)ない場合は
道路の幅が４ｍになるように土地の一部を道路として提供し
そこに建物や駐車場などを作って私有地にしないで敷地をセットバック(後退)させてね”
ということです。

なぜこんなことをしなければならないかというと、1番は災害時、救急車両が通りやすくするためです。
今のように車が普及していなかった時代は、道路の幅が１間(1.8ｍ)や２間(3.6ｍ)と狭く作られており
今でも４ｍ幅に満たない道路はたくさん残っています。
ですがそういう道だと緊急車両が通行することが困難で、
到着が遅れたり、近くまで行けなかったりする可能性があります。
なので安全な街作りのため、道路幅を４ｍ以上確保する必要があるのです。

かといって今建っている家を壊してまでセットバックする必要はないので
要セットバックの中古一戸建てを買ったとして、今後建て替えることがなければ特に気にする必要はありません(^^)
ですが、建て替えの際はセットバックして建築する必要があるため
使える土地の面積は少し減ってしまうということを頭に入れておくといいかもしれません。

基本的に４ｍ幅確保したい場合だと道路の中心線から２ｍずつ道路として使えるようセットバックする必要があるのですが、
片側が川や線路などでセットバックできない場合は、建物がある側だけで道路幅を確保する必要があります。
また、すでに反対側の家がセットバック済の場合中心線が異なる場合もあるので
事前に確認しておくことが大切です(^^)/


セットバックについて少し理解していただけたでしょうか？
知らずに買って、後から後悔(;_:)にならないよう、参考にしていただけたら幸いです(^^♪